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人事・労務に関するトピックス情報

コンテンツ提供元:株式会社ブレインコンサルティングオフィス 

2025/04/24

構造的な賃上げを定着させるため三位一体の労働市場改革を着実に実行する(第33回新しい資本主義実現会議)


令和7年4月23日、首相官邸において「第33回 新しい資本主義実現会議」が開催されました。

今回の会議では、人への投資・多様な人材の活躍及びスタートアップ、科学技術・イノベーションについて、議論が行われました。

議長である石破総理は、この日の議論を踏まえ、次のように述べました。

●本日は、6月の実行計画改訂に向け、人への投資・多様な人材の活躍と科学技術・イノベーションについての議論を行った。
●人への投資・多様な人材の活躍について
構造的に我が国に賃上げを定着させるため、三位一体の労働市場改革を着実に実行する。
・労働移動の円滑化のため、労働者一人一人が、それぞれの職種で、どのようなスキルが求められるのか、どれくらいの賃金水準であるかを、具体的に把握できるよう職業情報提供の充実を図る。
・リ・スキリングへの支援を強化し、デジタル技術なども活用して現在よりも高い賃金を得ることができる、いわゆるアドバンスト・エッセンシャルワーカーや、企業の幹部候補人材の計画的な育成を促す。
・ジョブ型人事指針の普及を図り、個々の企業の実態に応じたジョブ型人事の導入を進めるとともに、同一労働・同一賃金制の徹底、女性の活躍推進などに取り組む。
・地域の経営人材の確保・育成のため、『週1副社長』といった副業・兼業の形で地域の中小企業が受け入れる、人材マッチング事業を強化するとともに、自治体・農協・地域金融機関等の職員の副業・兼業の推進に取り組む。

●スタートアップ、科学技術・イノベーションについて
・『スタートアップ育成5か年計画』を強化する。
・本日、新たに全国10か所の産学連携のイノベーション拠点への支援を決定した。
『令和の日本列島改造』の重要な柱である『地方創生イノベーション構想』の実現に向け、取組を強力に進めていく。

人への投資・多様な人材の活躍について、どのような具体策が打ち出されるのか、動向に注目です。

詳しくは、こちらをご覧ください。

<第33回 新しい資本主義実現会議>
・首相コメント(首相官邸HP)
https://www.kantei.go.jp/jp/103/actions/202504/23shihon.html

・資料(内閣官房)
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/atarashii_sihonsyugi/kaigi/dai33/gijisidai.html