2025/04/24
「令和7年度健保組合予算早期集計結果の概要」を公表 約8割の健保組合が赤字へ(健保連)
健保連(健康保険組合連合会)から、「令和7年度健保組合予算早期集計結果の概要」が公表されました(令和7年4月23日公表)。
その概要は、次のとおりです。
<令和7年度予算編成(早期集計結果)の概要>
□ 令和7年度予算の経常収支差引額は、3,782億円の赤字となる見通し。約8割の組合が赤字へ。
□ 保険料収入は、被保険者数の堅調な伸びと賃金引き上げ効果を反映して、対前年度予算比+4.3%(+3,829億円)の増加。
・平均標準報酬月額は+1万697円(+2.7%)増の40万2,342円、平均標準賞与額は+3万6,647円(+3.1%)増の123万5,195円。
・平均保険料率は、前年度に比べ+0.03ポイント増の9.34%。
□ 保険給付費は+1.5%(+785億円)の増加とやや低い伸び。
□ 高齢者等拠出金は+0.4%(+142億円)の増加。前期高齢者納付金は、令和4年度の新型コロナ感染拡大の影響を反映(精算)した令和6年度納付金の大幅な増加(対令和5年度比+6.8%)の反動もあり、▲2.7%(▲435億円)と減少する一方、後期高齢者支援金は、後期高齢者数の増加を反映し、保険給付費の伸びを上回り+2.5%(+576億円)の増加。
主に大企業の従業員とその家族が加入する健康保険組合について、令和7年度においては、全体の約8割が赤字になる見込みであること、後期高齢者支援金の増加等で平均保険料率が過去最大の9.34%となる見込みであることなどが、報道でも取り上げられています。
詳しくは、こちらをご覧ください。
<令和7年度健保組合予算早期集計結果の概要を発表>
https://www.kenporen.com/press/2025-04-23-13-26.shtml
« 特定個人情報の適正な取扱いに関するガイドライン資料集を更新(保護委)
記事一覧
- 「令和7年度健保組合予算早期集計結果の概要」を公表 約8割の健保組合が赤字へ(健保連) [2025/04/24]
- 特定個人情報の適正な取扱いに関するガイドライン資料集を更新(保護委) [2025/04/24]
- 構造的な賃上げを定着させるため三位一体の労働市場改革を着実に実行する(第33回新しい資本主義実現会議) [2025/04/24]
- 昨今の経済情勢の変化などの影響により納税が困難な方には猶予制度があります(国税庁) [2025/04/24]
- 「令和7年度中小企業者に関する国等の契約の基本方針」を閣議決定 国、地方公共団体に迅速かつ適切な価格交渉・転嫁等を要請(経産省) [2025/04/23]