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コンテンツ提供元:株式会社ブレインコンサルティングオフィス 

2013/08/05

教員免許失効していた男が失効免許状使い教員として採用


 埼玉県の中学校で免許失効を隠して勤務したとして、教育職員免許法違反の疑いで逮捕された元男性教員が、その前後に勤務していた山口県、群馬県でも、失効した免許状を見せて教員採用されていたことが8月2日に分かりました。

 各県教委によると、容疑者は福岡市立中で勤務していた平成17年事件を起こしで教員免許を失効しましたにも関わらず、「免許状をなくした」と言って教員免許の免許状を返していませんでした。
 

 同容疑者から平成22年に再交付の申請を受けた山口県教委は、失効に気付いたが、3年以上経過したため免許状を交付したそうです。平成24年に道交法違反事件で再び失効した後、所在不明となり、免許状は返納さませんでした。同容疑者は今年4月から、
逮捕容疑となった埼玉県秩父市立中で勤務していました。

同法違反容疑で、逮捕に至るケースは過去にほとんど前例はありませんが、悪質性が高いとみて逮捕に踏み切ったようです。

 教育職員免許法は、無免許で教員になった場合、30万円以下の罰金と定め、免許失効時には速やかに返納するよう求めています。
しかし、有罪判決による失効の場合、本人の申し出がなければ把握が難しい場合が多いのが現状です。