厚生労働省は12月7日、平成21年国民健康・栄養調査結果の概要について発表しました。
これは、健康増進法(平成14年法律第103号)に基づき、国民の健康増進の総合的な推進を図るための基礎資料を得るために行われ、無作為抽出した約6,000世帯及び当該世帯の1歳以上約18,000人を対象に実施されました。
調査結果の概要について
(1) 歯の健康に関する状況
ー80歳(75歳~84歳)で自分の歯が20本以上ある人は4人に1人。子どものむし歯予防対策も大幅に向上ー
(2) 朝食の習慣、体重管理に関する状況
ー朝食を食べない人は、朝食の欠食が子どもの頃から習慣化している。朝食を食べるために必要なことは「早く寝る、よく眠る」 ー
・ 習慣的に朝食をほとんど食べない人は、男性10.7%、女性6.0%。男女とも20歳代(男性21.0%、女性14.3%)、30歳代(男性21.4%、女性10.6%)では比率が高くなっている。
・ 習慣的に朝食をとらない人のうち、その習慣が「小学校」又は「中学、高校」の頃から始まった人は、男性32.7%、女性25.2%。さらに、朝食を毎日食べるつもりがない人は、男性38.1%、女性30.3%。
・ 習慣的に朝食をとらない人が、朝食を食べるために必要なことは、男女とも「早く寝る、よく眠る」が最も多い(男性29.8%、女性31.0%)。男性は女性に比べ、「家族や周りの人の支援」(男性18.6%、女性6.3%)、「残業時間の短縮など労働環境の改善」(男性17.7%、女性8.4%)との回答も多い。
ー 体重管理を心掛けている人は男性で7割、女性で8割。しかし、メタボリックシンドローム予防・改善のための食事や運動をしている人は3割に満たない ー