コンテンツ提供元:株式会社ブレインコンサルティングオフィス
2010/12/20
子ども手当 自治体に支出求めず 上積み分、政府調整 補助金300億円を削減
政府は19日、11年度から3歳未満の子ども手当を上積みする財源について、
地方自治体に直接的な財政支出を求めない方向で最終調整に入りました。地方自治体や総務省が反発しているためで、
3歳未満の子ども手当を7000円上積みするために必要な財源(約2500億円)を国の予算で措置するとのことです。
地方には、厚生労働省が所管する自治体向け補助金を300億円程度削減して間接的に負担を分担します。
関係5閣僚会合を20日にも開き、最終決定を目指すそうです。
政府は11年度から子ども手当を3歳未満のみ7000円上積みすることを決めていましたが、厚労省などの試算によると、
上積みに約2500億円の財源が必要です。政府は当初、11年度税制改正で決めた給与所得控除と、
成年扶養控除の縮小に伴う国と地方の増収分を充てる考えでした。しかし、自治体側が反発したため、
政府は両控除縮小に伴う地方の増収分(約500億~600億円)は子ども手当上積みの財源には回さず、
自治体が社会保障サービスなどに自由に使えるようにするそうです。
これに伴い、子ども手当の上積み財源は両控除縮小による国の増収分の約2000億円と
厚労省予算の約500億円削減で対応します。うち300億円程度は厚労省の自治体向け補助金の削減で手当てし、
地方に間接的に負担してもらう考えです。
« 失業手当、5年ぶりに引き上げへ―厚労省 | 子ども手当 給食費・保育料の滞納分を天引き 政府方針 »
記事一覧
- 違反した場合に求人不受理にできる対象条項に育介法の改正規定を追加 政令の改正案を提示(労政審の職業安定分科会労働力需給制度部会) [2024/11/22]
- 「『確定拠出年金法施行規則の一部を改正する省令』の公布について(令和6年 年発1118第4号)」などを公表(厚労省の新着通知) [2024/11/22]
- 「建設産業における女性活躍・定着促進に向けた実行計画」 新計画の骨子案について議論(国交省の検討会) [2024/11/22]
- 高額療養費制度 自己負担限度額の引き上げ・所得区分の細分化などを検討(社保審の医療保険部会) [2024/11/21]
- 日本年金機構からのお知らせ 「~協会けんぽ管掌事業所のご担当者さまへ~令和6年12⽉2⽇以降の資格確認書の発⾏」などの情報を掲載 [2024/11/21]