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2010/12/22
事件受理が10件超えたら「強制残業」
神奈川県警厚木署で、夜の当直中に事件受理が10件を超えた場合、当直者全員に少年補導や交通取り締まりといった「残業」を強制していたことがわかりました。「認知件数」は治安のバロメーターとされ、県警は「前年比減」を目標に掲げていますが、同署関係者には「発生したことは仕方がないのに、受理数に目標とペナルティーを課すのはそもそもおかしい」「管内の治安が良くなっているようにみせるため、積極的には受理するなと言っているに等しい」という批判もあります。
「残業」は同署長の指示で今年4月ごろに始まったといいます。長い場合は、午後5時ごろまで街頭に出て少年補導や交通取り締まりを命じられるといい、30時間を超える連続勤務になるケースもあります。
「署員には残業を嫌って事件処理を抑制する雰囲気が広がり、さほど重要な事案ではないと考えたら、出してもらうべき被害届を求めないケースがある」と話す署員もおり、事件を受理した清水岩雄署長は「結果的に不正につながる可能性も否定できない。見直しを検討したい」と述べたとのことです。
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