2024/06/28
令和5年度の国民年金の最終納付率 83.1%で過去最高 2年連続で80%台(厚労省)
厚生労働省から、令和5年度の国民年金の加入・保険料納付状況が公表されました(令和6年6月27日公表)。
ポイントは次のとおりです。
●第1号被保険者の令和5年度の最終納付率(令和3年度分保険料)は、83.1%。
前年度から2.4ポイント増加し、平成24年度の最終納付率(平成22年度分保険料)64.5%から18.5 ポイント増加し、11年連続で上昇。
・統計を取り始めた平成16年度の最終納付率(平成14年度分保険料)以降、最高値。
・現年度納付率(令和5年度分保険料)は77.6%(前年度から1.6ポイント増)となっており、平成23年度の現年度納付率(平成23年度分保険料)から12年連続で上昇。
●国民年金第1号被保険者が減少する中、納付月数は7,701万か月と昨年度より約40万か月増加、全額免除・猶予者は596万人と令和4年度より11万人減少。
●令和5年度末の未納者は、79万人であり、前年度より10万人減少。
なお、厚生年金保険被保険者(第1号厚生年金被保険者の収納率は98.7%)、国民年金第3号被保険者等も含めた公的年金加入対象者全体でみると、未納者は約1%。
そのほか、口座振替やクレジットカード納付、コンビニでの納付の促進、スマートフォンアプリ決済サービスでの納付の導入等による国民年金保険料を納めやすい環境づくりなどが、納付率の上昇につながっているといった分析もされています。
詳しくは、こちらをご覧ください。
<令和5年度の国民年金の加入・保険料納付状況について>
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000213494_00008.html
« 「化学物質管理強調月間」を創設 第1回は令和7年2月 労災の分析結果を示しスローガンを募集(厚労省) | 年金財政の仕組みを視覚的に理解できるショート動画・資料を公表(厚労省) »
記事一覧
- 違反した場合に求人不受理にできる対象条項に育介法の改正規定を追加 政令の改正案を提示(労政審の職業安定分科会労働力需給制度部会) [2024/11/22]
- 「『確定拠出年金法施行規則の一部を改正する省令』の公布について(令和6年 年発1118第4号)」などを公表(厚労省の新着通知) [2024/11/22]
- 「建設産業における女性活躍・定着促進に向けた実行計画」 新計画の骨子案について議論(国交省の検討会) [2024/11/22]
- 高額療養費制度 自己負担限度額の引き上げ・所得区分の細分化などを検討(社保審の医療保険部会) [2024/11/21]
- 日本年金機構からのお知らせ 「~協会けんぽ管掌事業所のご担当者さまへ~令和6年12⽉2⽇以降の資格確認書の発⾏」などの情報を掲載 [2024/11/21]