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コンテンツ提供元:株式会社ブレインコンサルティングオフィス 

2017/05/24

経済財政諮問会議 骨太方針を議論


 首相官邸において、今月23日、平成29年第8回経済財政諮問会議が開催されました。

 会議では、社会保障改革、未来への投資を実現する経済対策の執行状況及び骨太方針について議論が行われました。

 会議資料も公表されましたが、その中でも、平成29年の骨太方針の骨子案(「経済財政運営と改革の基本方針2017(仮称)」骨子案)が注目されています。

〔確認〕
骨太方針……平成13年から自民党政権下で政府が毎年発表する経済財政に関する基本方針の通称です。例年、経済財政諮問会議の答申を受け、6~7月に閣議決定を経て策定されます。官僚主導ではなく、首相官邸が政治主導で予算を作成するために始まったといわれています。


 今年の骨太方針、骨子案では、日本経済の現状分析や今後の重点課題など4章から成り、個別の項目をみてみると、次のようなものが掲げられています。

・同一労働同一賃金など非正規雇用の処遇改善
・長時間労働の是正
・人材投資の抜本強化、学び直し教育などの充実
・少子化対策、子ども・子育て支援
・2020年東京五輪の開催に向けた取り組み
・プレミアムフライデーの利用促進
・医療費適正化、薬価制度の抜本改革
・地方交付税をはじめとした地方財政に関わる制度改革 など

 報道機関では、「人材投資・教育、働き方改革」が柱と報じているところが多いです。
政府は、この骨子案を踏まえ、与党と調整しながら、骨太方針の内容を詰めていくとのことです。


 骨子案については、こちらをご覧ください。

<「経済財政運営と改革の基本方針2017(仮称)」骨子案>
http://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/minutes/2017/0523/shiryo_06.pdf