2011/02/18
介護サービス施設・事業所調査結果の概況
厚生労働省は2月17日、介護サービス施設・事業所調査結果の概況について、統計資料を発表しました。
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kaigo/service09/index.html
「訪問介護利用者の状況(平成21 年9月30 日に訪問介護を利用した者の状況)」の概要は次のとおりです。
性・年齢階級別利用者の構成割合
利用者の性別の構成割合をみると、「男」29.8%、「女」70.2%となっており、年齢階級別の構成割合をみると、いずれも「80~89 歳」が最も多く、次いで「70~79 歳」となっている。
訪問介護の提供開始時刻別訪問滞在時間の構成割合
提供開始時刻別に訪問滞在時間の構成割合をみると、日中時間帯(7時~18 時)は、「60 分~90 分未満」が最も多く、夜間・深夜時間帯(19 時~6 時)では、「30 分~60 分未満」が最も多くなっている。
訪問介護の提供内容の構成割合
年齢階級別に訪問介護における提供内容の構成割合をみると、「90 歳以上」については「排泄介助」が多く、他の年齢階級においては「掃除」が最も多い。
訪問介護の主な提供内容別に要介護度の構成割合をみると、「排泄介助」「食事介助」「清拭」「身体整容」では「要介護5」が多くなっており、「自立支援のため見守り的援助」「洗濯」「一般的な調理・配膳」では「要介護2」が多くなっている。
「介護保険施設の状況」の概要は次のとおりです。
定員規模別施設数の構成割合
介護保険施設の定員規模別に施設数の構成割合をみると、介護老人福祉施設は「50~59 人」が39.9%、介護老人保健施設は「100~109 人」が40.5%、介護療養型医療施設は「1~9 人」が20.4%と、それぞれ最も多くなっている
要介護度別在所者の構成割合
介護保険施設の種類ごとに平成21 年の要介護度別在所者の構成割合をみると、介護老人福祉施設では「要介護5」が33.5%、介護老人保健施設では「要介護3」が27.9%と最も多い。介護療養型医療施設では「要介護5」が58.1%で最も多く、在所者数の5割を超えている。また、介護保険施設の入所者の要介護度が重度化してきている。
« 厚労省、Smart Life Project(スマート ライフ プロジェクト)を開始 | 専業主婦年金救済策“見直さず »
記事一覧
- 「企業の配偶者手当の在り方の検討」 リーフレットなどを更新(厚労省) [2024/04/26]
- 令和6年度GWにおける情報セキュリティに関する注意喚起(独・情報処理推進機構) [2024/04/26]
- ハラスメントに関する施策・現状について議論 裁判例の傾向を整理した資料も(厚労省の検討会) [2024/04/26]
- 今後の安全衛生分科会での検討項目などを整理(労政審の安全衛生分科会) [2024/04/26]
- 労働基準関係法制の改正につながるのか? 厚労省の研究会がこれまでの議論を整理 [2024/04/25]